空の向こう側

思った通り




球は、吸い込まれるように0番に入っていった。




「やった!0番の所に入ったよ夏!」



無邪気に喜ぶ沙羅。



周りの奴等も、信じられないように拍手を送った。




あの日と同じ



0番に賭けたのも、いとも簡単に当ててしまうのも



何も、変わってなんかいない




「うし、この調子で当てまくるぞ沙羅!」


「うん!」




そしてまた、俺達はカジノの経営者に頭を下げられた。






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