きいろい青空【完】



「花恋ちゃんて、直輝くんが好きなんじゃないんですか?」



うちはその言葉を聞いて立ち止まった。


こいつはいきなり、何を言い出すんだ?



「幼なじみだし好きになっちゃいますよねっ!?でも、颯さんは…?もしかして…あ、二股ですか??」



なんなんだよ!!!



コイツ。


超うぜぇーーー。


うちは振り返り、瞳の胸ぐらをつかんだ。




「なんですかっ?離してください」



「うちが好きなのは颯だけなんだよ!!」



「じゃあ、良かったです。私あきらめませんから。彼女がいようと、直輝くんが好きなんで」



変に笑顔で話す瞳によけい、ムカツク。



「良かったって、なんでだよ!?」



「袋に入っていたコンタクト。あれは、なんだったんですか?」



手を離した。



「あれは…別に……」



考えてしまう。



うちの気持ちに、瞳は気付いたのかなって…



好きという気持ちじゃなくて。


変な気持ち。



「コンタクト1つで、花恋ちゃんの気持ちわかりました」



笑顔で言う瞳。



返す言葉が見つからない。




「じゃあ、早く行きましょう」



瞳に手をつかまれ走り出した。



なぜだか気が抜けて抵抗とか出来なくて…


ただ連れられるままに走る。




走った先は、あのコンビニ。



ベンチに直輝が座っている。


うずくまって頭を抱えている。



悩んでいるのかな…




< 104 / 305 >

この作品をシェア

pagetop