Out-of-Eden―禁断の果実―
そのことをちょっと後悔して家に戻る。



「ただいま」が聞こえてこない。



もうお姉ちゃんは寝たのかな?



テーブルの上には私のためにと作ってくれであろう料理が置かれてあった。



それを黙って口に運ぶ。



今日もらった1万の存在に気づき学校のカバンに入れ替えた。



あんまり食欲がなくて寝転がり、ケータイを見ると愛しい人の文字が。



それを見て顔が緩み次第にまぶたも閉じていった。







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