《完》螺旋 ―*RASEN*― 〜禁断の迷路〜
「――お兄ちゃんなら、
今日は用事で大学に
行ってていませんけど」
本当にそうだったから、
迷わずそう説明して帰って
もらおうとする。
だけど次に宮原さんが
口にしたのは、驚くべき
セリフだった。
「いえ、あの――。
今日は直杜さんじゃなくて
妹さんに聞きたいことが
あって、来たんです……!」
「……………は?」
一拍の間をおいて、
あたしは目が点になる。
宮原さんが、あたしに話……!?
一体どうして――??
_
今日は用事で大学に
行ってていませんけど」
本当にそうだったから、
迷わずそう説明して帰って
もらおうとする。
だけど次に宮原さんが
口にしたのは、驚くべき
セリフだった。
「いえ、あの――。
今日は直杜さんじゃなくて
妹さんに聞きたいことが
あって、来たんです……!」
「……………は?」
一拍の間をおいて、
あたしは目が点になる。
宮原さんが、あたしに話……!?
一体どうして――??
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