君のウタ、僕のウタ。

<矛盾だらけの煩悩>

「よかったら皆さんスイカどうですか??」

近くで遊んでた人達がスイカのおすそわけをしてくれた。

「わっ頂きますっ♪ありがとう」

「いえいえ、食べ切れないんで」

うーん見たところ
カップル同士で遊びに
来てる感じかなぁ…
とボンヤリ思いながらスイカを頬張った。

スイカのおかげで
再びみんなのところに戻ったけれど…

やっぱりこの雰囲気
苦手だ…

下心しか見えないこの集まり…

けどさっきほど
帰りたいとは思わなくなっていた。
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