君のウタ、僕のウタ。
人の会話に耳を傾けてるだけで
会話に参加するでもなく…

いつの間にか
物好きなあの人の
話題だけしっかり聞き耳を立て…

あとはうわのそらだった…


「へぇヒロちゃんて音楽やってるんだ??」

「うんドラム担当」

「えぇっ!!ドラム担当だってさぁ~♪」

エイコは私の肩をニヤっとしながら二回ポンポンと叩いた。
また余計なお世話を…

勿論みんなの目線は一気に集中っ!!!

「興味あんの??」

みんなの目線が一斉に私に…

「うん」

「ねぇ~っドラムがいいんだよねぇ~」

「うん」

冷静を装って
うんしか言ってないけど

実はめっさグッと来てますっ!!

めさめさ来てますっっっ!!

余談だけど
中学の入学式で弾いていたドラムが
あまりにもカッコよくって
ドラムが弾きたくて
吹奏楽部に入ったけど
3ヵ月で挫折…

ビートを刻むのはムツイ↓↓↓

ちょっと憧れてしまう…

てか…ヒロちゃんて言うんだ名前。
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