ヒーロー フロム ザ アトランティス





キーウエストから南に二十海里ほどの海域に、美知子と洋一そしてコクはクルーザーで運ばれた。



ゴムボートに乗り継ぎ潜水艇に移された三人は、キャビンの中で二つの人影を見つけた。



「ハク!どうしてここに?」


「コク兄さんこそ!」


コクとハクはどちらからともなく駆け寄って行った。


「ミスターミラー!」


「これは、南田さんに奥さん!」


洋一とジャックは互いに目を丸くした。



「よーし、挨拶はそれまでだ」


軍服をまとったワシ鼻の大男がさえぎった。



「我々はC国の軍人だ。要点だけ言う。わが国は21世紀までに、百回程度の海底核実験を計画している。速やかに且つ正確に実験をやりとげる為には海底人の協力が望ましい。コクとハクにはそれに協力してもらい、ミラー夫妻と南田ファミリーにはその間人質になってもらおう」
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