白銀の女神 紅の王
やっぱり…みえない……―――――
二度目も、やはりニーナの心を読む事は出来なかった。
どう…して……
「どうですか?」
期待を込めたニーナの顔。
考えるのは後よ。
今は答えなきゃ……
意を決して、口を開く。
「マ、マフィン……?」
ドクドクと心臓が嫌な音を立てるのを聞きながら、答えた。
もちろん、心が読めなかったので当てずっぽうだった。
ビクビクとしながら、ニーナの反応を待てば―――
「正解です!さすがエレナ様!」
うそ……当たった……?
きゃっきゃと喜ぶニーナに、ひとまずはほっと安堵する。
「では、私は朝食の準備をしてまいりますね。」
マフィンだったらいいなぁ…と呟きながら後宮を出るニーナ。
パタンッと閉まる後宮の扉―――
どうしよう………
再び一人になった後宮で、愕然とする。