白銀の女神 紅の王



「お前の刑が決まった。」



ドクンッ――――

ドクンッ――――


シルバが口を開くまでの時間が、酷く長く感じる。

シンと静まりかえる地下牢で、皆がシルバの言葉を待つ。

祈る様に手を結び、ギュッと目を閉じる。




そして、その時は来た―――



「お前を、イースト地区再建のため5年の労役を言い渡す。」

「ッ………!」


処分が下されたその瞬間、シルバの方へ集まる視線。

それぞれが、全く違う表情をしていた。


デュークは、呆れたような顔つき。

ウィルは、なんだか嬉しそう。

そして、ジェスは瞳を見開き、ただ呆然とシルバを見上げていた。





「せいぜいアース王国復興の為に、身を粉にして働くんだな。」


冷たい様で、冷たくない…

そんなシルバの言葉。


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