白銀の女神 紅の王
「お願いします。今日だけですから…」
「ッ……だから…そんなに俺を煽るな。」
眉を寄せてシルバを見上げれば、手で顔を覆うシルバ。
それでも引かずにいれば、シルバは諦めた様に口を開く。
「分かった。要は、お前は俺の気持ちを確かめたいのだろう?」
コクンッ…と頷く。
すると、シルバはフッと獰猛な笑みを浮かべ…
「気持ちを伝える方法なら他にもある。」
そう言い放った。
「どんな方法ですか?」
言葉にする以外に、気持ちを伝える方法があると言うのだろうか。
そう思っていれば、ズイッと接近する距離。
そして――――
「こういう方法だ。」
シルバが悠然と言い放ったかと思えば、二人の間の距離がなくなった。
「んっ……んんッ!」
キスをされていると思った瞬間、抵抗を試みるが、それも一瞬。
後頭部に差し込まれた大きな手は、私の頭ごと固定して。
非力ながらシルバをポカポカと叩いていた手は、ベッドに縫い付けられた。