ナンパ男との恋2

「もう・・・春菜ってば
連絡もなしに
こんな夜に押しかけてきたと思ったら
黙り込んで・・・
また何かあったの?」

呆れた様子の美香が目の前にいる。

遡る事30分前・・・・

こういう時に限って
家に一人という現実に
耐えられなかった私は
美香の家の方向へと足が向いていた。

運良く 美香が家にいたからいいようなものの・・・
いなかったら
私は どうしてたのだろうと
自分でも よく分からない行動をおこしていた・・・


「また輝樹くんの事?」

「別れ・・・ちゃった・・」

目の前の視界が
また、涙で覆われていく。

「は?はぁ?何で?」

「よく分かんないや・・」



・・・・・・・・・・・・・



「少しは落ち着いた?」

「うん・・・ごめん」

「謝る必要はないんだけどさ、
いったい何があったの?」

「いつもの事・・・・
が、いつもの事じゃ済まなくて・・・」

「ますます意味分かんないんだけど」




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