心を溶かしたのは君だった
「あーー、神原 あゆです。よろしく」


別に緊張していた訳ではない。ただ何も浮かばなかったのだ。

この居心地の悪さから早く抜けたい、ただそれだけだった。しかし、そこで、あゆは聞き覚えのある、声を聞く


「へー、あゆちゃんねー」
声のする方を見るとそこにいたのは今朝の青年・・・


「あ、あなた・・・」

二度と関わらないと決めた相手が同じ教室にいて、自分に話しかけてきている



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