恋人の終止符。



疲れてる、焦ってる、困ってる。



あとは、怒ってるとか。



疲れてるヒロキには、あたしはあまり近付かない。



だから今日もさっさと寝ようとしたのに。



それを引き止めたのはヒロキだった。



「もしかして、誘ってた?」



?!



「は?!」

「あれ、図星?」



いや、ちょっと待ってよ!



「いや、誘ってないし…」

「悪い。俺今日疲れてるから」



人の話を聞け!



「だから誘ってない!あたし先寝る!おやすみ!」



ヒロキの返事も聞かず、あたしはベッドに潜り込んだ。



なんなのよ、もう。



ますますヒロキが分からない。



モヤモヤとする感情を消し去るように、あたしは布団の中で固く目を閉じた。



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