恋人の終止符。
――――日曜日。
朝起きたら、隣にヒロキの姿はなくて。
かわりに机の上には、置き手紙がポーンと投げられていた。
『会社行ってくる』
それだけの手紙は、急いで書いたことが見てわかる、雑な文字だった。
また寝癖直すの、忘れてないかな。
ネクタイ曲がったまま行ってないかな。
真っ先にそんなことを心配してるあたしって、なんか母親みたいだ。
そういえば昨日の夜も、あたしが先に寝ちゃってて、会ってないや。
昨日だけじゃなく、最近はあまり会ってない気もする。
考えることはたくさんあるけれど、今日はせっかくの日曜日なわけで。
前々から、図書館に行こうと決めていた。
ヒロキには少し悪いけど。
あたしは休日を満喫させてもらうんだから。