お姫様の苦悩
誰か確認しなくても朝っぱらから来る人は限られていて、確認なんか必要がない。
常識的に一度インターホンを鳴らし、相手の反応がなければ諦めるのが普通。
けど、ドアの向こうにいる人物は普通じゃないから私が反応するまで迷惑も考えずにインターホンを押し続ける。
足音を立てまいと、フローリングを滑るように歩きシンクまで行ってソッとカップを下げる。
「蜜ー姫ーちゃーんっ、あーけーてっ。蜜姫ちゃーん、お姉ちゃんだよーっ。」
インターホンじゃ止まらず、ご近所迷惑も構わず外で叫ぶ人物…姉にため息を吐き仕方なく玄関に向かう。
解錠してチェーンを外して、少しドアを開けばご立腹な様子の姉。
「もぉ〜っ、待ちくたびれたんだから!」
そう言ってズカズカと人の家に上がり込む非常識人間。
常識的に一度インターホンを鳴らし、相手の反応がなければ諦めるのが普通。
けど、ドアの向こうにいる人物は普通じゃないから私が反応するまで迷惑も考えずにインターホンを押し続ける。
足音を立てまいと、フローリングを滑るように歩きシンクまで行ってソッとカップを下げる。
「蜜ー姫ーちゃーんっ、あーけーてっ。蜜姫ちゃーん、お姉ちゃんだよーっ。」
インターホンじゃ止まらず、ご近所迷惑も構わず外で叫ぶ人物…姉にため息を吐き仕方なく玄関に向かう。
解錠してチェーンを外して、少しドアを開けばご立腹な様子の姉。
「もぉ〜っ、待ちくたびれたんだから!」
そう言ってズカズカと人の家に上がり込む非常識人間。