KILLER GAME ~キラーゲーム~


「そのマンションはオートロックのセキュリティシステムを取っていると思います。

そうしたら、インターホンで3○1号室に繋いで下さい。」

インターホンの呼び出しのボタンまで押した。

田崎さんが出た。




「そうしたら、そこに32893と打ち込んで下さい。」

私はインターホンから聞こえてくる指示通りにボタンを押した。





328…

私の誕生日……



自動ドアが空いた。



「4○3号室に来て下さい。」



「3○1号室じゃなんですか?」


「それはダミーです。」


「ダミーって…??」


「一応、二つの部屋共借りましたが、


もしものために備えてですね…


今時間帯だけ、つまり6〜7時の間だけ、さっきやった事をやらないとオートロックが解除出来なくしました。

後、インターホンの横に指紋認証の機械があったでしょ?
それは部屋のドアにもあります。

あとで、登録してくださいね。」


やっぱり、何だか用心深い。

異様に…

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