双子☆Love
「……えっ?」



僕の聞き間違いかと思った。


結花が佑樹を好きだったなんて、信じられるはずがなかった。



「今は、僕のことが好きだから大丈夫なんだけどね。なんか不安なんだ。今までたくさん女の子と付き合ってきたはずの佑樹くんだから。」



悠斗が佑樹にはくんをつけて呼ぶ。その理由は今まで分からなかった。


佑樹と距離を置きたかったからなんだ。


「知らなかったでしょ?幼馴染みの優介も。」


「……うん。全然知らなかった。」



「変な話だけどさ、結花が佑樹くんとの恋を諦めてくれたから、僕は結花を好きになれたんだけど。結花を悲しませた佑樹くんを許せないんだ。」



「そうだったんだ……。」



まさか結花のこんな話を悠斗から聞くことになるなんて思わなかった。



「まぁ、僕はよく知らないけど優介たちにも色々会ったみたいだから、一方的に責められないのかもしれないけど。」



悠斗はそう言って力なく笑った。
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