双子☆Love
「寒い……。」



そりゃそっか。北海道の秋の夜だし、山の上だし。



「梨香!」



「優ちゃん。」



私がバスを降りると、優ちゃんが駆け寄ってきた。




「よかった。佑樹、ちゃんと言ってくれたんだね。」


「佑樹?」



「うん。メールしておいたんだ。僕が先で佑樹が後でお願いってね。」



「そうなんだ……。」



何でだろう?何かが胸の中で引っ掛かる。



佑樹のあの表情。優ちゃんのいつもと違う感じの笑顔。



何かが私を迷わせてる。



「とりあえず、あそこのベンチに座ろっか。人もいないし。」



「あっ、うん。そうだね。」



展望台より一段低い場所にベンチがあった。



まだ新しそう。みんな、展望台に行ってるからすごく空いてる。



「寒くない?」



「うん。大丈夫。」



やっぱり何かが違うような気がする。
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