双子☆Love
「綺麗だね。夜景。ここからでも十分。」


優ちゃんは私の隣で言う。


「……そうだね。」



少しだけ、自分でもぎこちなさを感じる返事になっちゃった。




「ねぇ、梨香。」



「うん。どうしたの?」



「僕、梨香に話があるんだ。」




そう言った優ちゃんはいつになく真剣な眼差しで、私はまるで何かに操られているかのように動けなかった。




「……聞いてくれるかな?」



だけど、優ちゃんが優しい声でそう尋ねてくれたから。



「……うん。」



そう頷くことができたんだよ。
< 118 / 266 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop