双子☆Love
「……寒くない?」


「うん。大丈夫。」




優ちゃんはいつでも私のことを考えてくれてる。



でも、どうしてだろう?


何だか、いつもよりぎこちない感じがする。




……優ちゃんは、何か気付いているの?




「……よいしょっと。」


私たちはベンチに腰掛けてしばらく黙っていた。



その沈黙は私が望んだものじゃなかったけれど、



その場に言葉では言い表せないくらいにしっくりきていた。




「……梨香?話があるんでしょ?」




優ちゃんは、あんまりその沈黙が心地よくはなかったみたい。



「うん……。私ね、自分の気持ちがやっと分かったの。私の好きな人が誰なのか。」




……今度は、私が意図した沈黙が流れる。
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