CHANGE
「彼女、一様ここのピアニストなの」

「好きに、ジャズ弾くだけで、お金もらえるの!いいでしょ!」

「そうなんだ」

「彼女のピアノを聴きに来店する人も結構いるの」

この、うるさい女がピアノなんて弾けるとは思えないな…

「おばちゃんピアノ弾いていい?」

「お、おばちゃん!?」

「ぷっ…」

僕は、思わず笑ってしまった

「わ…私まだ、34よ!!!」

「あはは、おばさん(笑)」

そう言って宮本陸は、ピアノのほうへかけて行った



〜♪

「っすげー…」

なんだあの指の動き

しかも楽譜を見ないで弾いてる…

「彼女絶対音感なの」

「絶対音感?」

「そう、生まれもった才能ね、あの子楽譜読めないの」

「つよ…」

いいな、生まれもって才能があるやつは

「時間大丈夫?」

そういえばあの謎なメール…

行くと決めたんだった

「あ、今日は予定が」

「わかったわ、また明日7時に」

「はい、ありがとうございました。」


カランッッ

僕は、店を出た


よっしゃー!!

明日からバイトだっ

走って家に向かった


親に知らせよう…


ガチャッッ

「ただいま」

< 9 / 13 >

この作品をシェア

pagetop