傷だらけのラブレター
「ちょっ直也くん、それはナシだって!」
「浅野目が悪いんだろ。」
巧みな演技で泣くマネをする浅野目くんを、適当にあしらう直也。
片手でコーヒーを持ちながら隣に座る直也を、私は思わず見つめてしまう。
「ドリンクバーに飲み物を取りに言ったら…、すぐこれなんだから。」
呆れたように喋る直也に、しょんぼりする浅野目くん。
この2人を見ると、なんだか昔に戻ったような気分になる。
私はなんだかとても穏やかな気分で、2人のやり取りを眺めていた。