七日間ゲーム
「あらら?息抜きのわりにはノートも参考書も文房具も出てないじゃない?私の目の錯覚かしら?
勉強教えて~ってお願いしてきたのはどちら様でしたっけ?」
「さぁ?」
琉嘉が笑いながら開き直る。
「さぁ、じゃないでしょ?さ、ほら参考書開いて、まずは数学からだよ」
「いや~数学なんて言葉聞きたくないッッ!」
と琉嘉はわざとらしく耳を塞ぎ、机に突っ伏した。
呉羽も呆れて笑いしか出てこない。
すると琉嘉が、あっ!と声を上げた。
「何?いきなり……」
呉羽はビックリした。
「今日のケータイニュースにね書いてあるんだけど、今日、夜の12時ぐらいに流星群が来るらしいよ!」
「流星群……?流れ星がたくさん流れるやつ?」