七日間ゲーム
「うん!!あ………呉羽は覚えてないのか……」
「え?」
「あのね、中学生ぐらいだったかな……前もこうやって呉羽がウチに泊まりに来てね、一緒に見たの。このマンションの屋上で
約束したんだよ。またこうやって一緒に見ようねって」
「へぇ……、ゴメンね、覚えてなくて」
少し寂しそうに呟いた呉羽に、
「謝らないでよ、仕方ないんだから。だから今日さ、一緒にまた見て新しい記憶とか思い出作ろうよ!またこのマンションの屋上で!結構夜景もキレイだしさ」
嬉しそうに琉嘉が語る。
だが呉羽には心配なことがあった。