七日間ゲーム


「でも……夜の12時ぐらいにだなんて……大丈夫なのかな?見るならこの部屋からでもいいんじゃない?」


「え~、ダメだよ、屋上は大パノラマな感じで見れるから楽しいし、感動も出来るんだよ。


大丈夫!二人で居れば安心できるじゃない!しかも、あくまでも、このマンションだから逃げ込めるじゃん。しかも取って置きの隠れ場所も知ってるんだから!

だから屋上行こう?ね?」


呉羽はまだ不安だったが、そこまで琉嘉が楽しみにしてるのだったら良いかなと思い、


「う、うん………ならいいけど」


と答えた。


琉嘉は『やった』と無邪気に笑った。

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