救いの手

神音は1人暮らしみたいでやけに高そうな広いマンションに住んでいた。

綺麗に整頓してあって余計にあたしはここにふさわしくないと感じてしまうくらいだ。

「入りなさい」

神音はあたしを中に入れてくれた。

「おじゃまします」

「ここに座ってて、今救急箱とってくるから」

なにもかもがキラキラしててあたしには眩しいところだと思う。

「ちょっと、浸みるかもしれないけどがまんしてね」

「痛いー」

思ったよりかなり浸みる。

「あっそうだ。あなたの名前は?ちなみに私は神音(カノン)」

「あたしの名前は天愛(アマネ)」








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