夕陽


だだだだだだだだだ!


スパーン!


「イイ知らせが入ったぞ!!」

いきなり沖田の部屋を土方が開ける


「あわっ!びっくりしたじゃないですかぁ!ていうか勝手に部屋開けないで下さい!」

沖田が持っていた筆を落としそうになる。


「それどころじゃねえ!
今日から俺達は壬生浪士組じゃない!新撰組だ!会津藩に認められて正式な武士になるんだぞ!
今日は宴だァ!」


土方はい嬉しそうに喋る

「ほ!本当ですかっ?」

沖田は目を見開いている。

「新撰組?もぅかあ。早いなあ。ていうか今日はあたしも宴参加してもいいの?」

どこからか出現した智咲はどことなく嬉しそうだ。

「あぁ。しかしただ参加するだけじゃ詰まらねぇ。何かやれよ。」


土方が意地悪な笑みを浮かべる。


「えぇぇぇ?!
んじゃ猫耳少女でいいかな?服二着もあるんだよね。」


智咲は閃いた顔をする。

(詳しくは最初の挨拶をみてね!by作者)


「何でもいい。とにかく用意しとけよ。」

そういって土方は部屋を去っていった。


「・・・あの?智咲さん?
本当にあの猫耳姿になるんですか?」

沖田が怪訝な顔をする。

「んぅー。宴参加したいし。
でもってほかに特技なんかないからぁ。
!!総司さんってさ!なんか女装すると
美人なお顔になるよね!身長だって高いし、
よく島原とかにいそうな感じの人になれそうだよ!」

いきなり智咲が沖田について熱弁し始める。


「えぇー。そうですかぁ?
あとどんなに頼まれても猫耳やら女装やらは
絶対にしませんよ?」


武士として恥じるべき行動ですからね、
と沖田はうなずく。


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