夕陽


ピクニックが終わり、
そのまま家に帰らず夕食は
蕎麦屋で食べることになった。

「えへへー
おいしーっ」

「あんま食べ過ぎるんじゃないぞ。」

「うんっ
ごちそぉさまぁ!」

「もう1人前食べちゃったの?!」

「あはは、ーーーー(母の名前)に似たんだな。」

「いいえ、---(父の名前)に似たのよ。
こぉんなに食べるんですもの。」

二人は仲良く言い合いしていた。

急に智咲の体が浮く。

「およ?!!」


「智咲!!!!!」

「ちさちゃん!!」

母はこのころ、私のことをよくちさちゃんと
読んでいた。

「ううぅ、
くるじーー」

私は状況をあまり理解はできていなかった。


「このこを殺されたくなければ
この店の金すべてよこせ!
さっさとしろ!」

私を腕で持ち上げている男はいう。
私は下へ降りようとじたばたしていた。
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