夕陽



「おいトシ。そこらへんにしておいてやれ。」


近藤さんがみかねて止めに入る。
久しぶりの登場に、少し声が弾んでいるようにも見える。


「・・・ッチ」


土方さんが嫌そうに私のほっぺから手をはずす。っへ!ざまぁ!


「・・・ふー。ありがとうございました、近藤さん!おかげで助かりました!」


「いや、何悪いことされた被害者みたいな感じで言ってんの?もとといえばお前が魚取るから悪いんでしょ?しかも近藤さんも正義ヅラしないでくださいよ。」


土方さんが睨んできている気がするけど、多分気のせいだね!


「それより土方さん!春ちゃんいつくるの?!」


「あー。今日の午後くらいには向かえを出す。それと、女中2人まとめて今日は歓迎会をする。」


「まじでっ!?」

「いやふう!」


土方さんの言葉に、左之と新八が反応。


「そしたら今日冬ちゃん屯所に泊まっていくの?!」

「ああ。そうなるな。」


私の問いに近藤さんは笑顔で答えてくれた。



「やった!!!!」



「ッるっせえ!朝餉は静かにしろ!」


「土方さん、ごがつのはえに『い』を足すと」

「しつこい!」






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