夕陽
ぎゃあぁぁぁぁっ
どめすてぃっく●いおれんすーーーー!!
そう叫びたい状況に駆られたが、
沖田に口を塞がれている為、
喋れない。
(お願いします。ここで絶対に叫ばないでください!
ここで叫んだら、もう智咲さんが女っていうことを
バレることも、変な疑いもかけられますから!!)
小声で一生懸命喋る沖田。
智咲は必死に首を縦に動かす。
でも今の状況を再確認すると、一気に顔が
赤くなる。
沖田も顔が赤い。
風呂場から声が聞こえる。
「やっぱり、ここの宿ではないのでは
ないか?」
「のようだな・・・。
戻るか。」
廊下に足音が通り過ぎる。
「ふぅ。
もう大丈夫ですよ。」
「うん。
っていうか。
このまま部屋から出て誰かに遭遇する
っていうの、一番嫌。」
智咲は頭を抱える。
「じゃあ私智咲さんの、とってきますね。」
沖田は顔が赤いまんまだ。
それにつられて智咲も顔が赤くなる。
「お、お願いします。」
思わず敬語になってしまう。
スー。
沖田が部屋から出て行く。