夕陽
土方は目を見開いている。
智咲の恰好をみて。
「お、まえ・・。なんて恰好を・・・。」
「す、好きでやってるんじゃないの!
たたたたっ!!助けてよ!土方さんっ!!」
涙目になりながら土方に助けを求める。
「何がどうなったのか、説明しろ。」
ハァァ、と大きなため息をつきながら
土方は言う。
「それが・・・以下省略。
みたいな感じになって!!!」
目に涙を貯めていう。
「っは。自業自得じゃねぇの?
ていうか着替えたらどう」
スパーーン!
「土方さん巡察おわりましたー。
あ、智咲さんいたんですか・・・って!
なんて恰好をしてるんですかあああああああ!?」
沖田は部屋に入るなり智咲を見て絶叫。
智咲は何かを思いつくようにひらめいた顔をすると、
「そそそそぉっ!
総司サンッ!助けて!
土方さんがーー!」
土方を指さして叫ぶ。
「まさか土方さんそんな趣味が・・。」
沖田は顔面蒼白。
「ち、ちげええええええええっ!
てめっ!智咲!なんてホラ吹き込んでんだァァァァ!」
土方は青筋を浮かべ、怒鳴る。
「えー。だって土方さんが私を
馬鹿にするー。」
智咲が口をとがらせていう。