BLACK&BLUE〜私を助けたヤクザ〜
だからって、光がこんな事を言い出すなんて思っていなかった。





「光はパパと一緒に暮らしたいか?」


「うんっ」





弘さんはしゃがみこんで光と目線を合わせて話しかけてる。



そういう優しさはちっとも変わっていないね。





「……雪乃、俺も暮らしたい」


「えっ?」


「そんな事言ったらお前を困らせるな、タクがいるのに」





弘さんはあたしにはタクさんがいると思ってるんだ。




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