悲しみの連鎖


「俺…亜紀のこと一日だって忘れたことはなかった、毎日想ってた…」

「…そう」

「本当は会わないほうが…会いたくないかもしれない、そう思ったけど自分の気持ちを抑える事ができなかった…」

「…」

「迷惑かもしれない…けど、俺は変わらず好きだ!大学だって合格した!会いたかったけど、けじめをつけたかったから我慢した」

「私は…会いたくなかった。だから会いにも行かなかった、連絡先も知られないようにしてた…なのに」

「ごめん…勝手に…」

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