サヨナラのその日までそばにいさせて。



「……俺じゃ嫌?」


「えっ…?」



「俺と二人で出掛けるのは嫌かって聞いてんねん」


「…嫌じゃない」


そう答える咲希に何故か顔が綻ぶのが分かった。



「ならえぇやん」


「うん…」


戸惑う咲希の隣で適当に街中を歩き、何しようか考える。



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