サヨナラのその日までそばにいさせて。



「高良くん、ちょっとアキと話したいんだけどいい?」


「あぁ。何かあったら呼べよ」


「うん」



高良くんは一通り診察すると、「また後で来る」と病室を出て行った。



空良が言うにはあの後、シュートを決めた俺はそのまま救急車で病院に運ばれたらしい。



発作が起きて、俺の意識は途中でなくなった。



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