サヨナラのその日までそばにいさせて。



「アキ、あのね」


「ん?」


りんごを一口食べ、言いにくそうに口を開いた。



「関口くんなんだけど、アキが倒れたのは自分のせいだって責めてるの」


「関口が?」


「うん…。無理矢理バスケさせたからって…」


心配な表情を浮かべ、俺を見る咲希。



< 279 / 474 >

この作品をシェア

pagetop