サヨナラのその日までそばにいさせて。



「うん…。アキの写真」


「…撮ってくれんの?」


「うん。アキがいいなら撮りたい」


「えぇに決まってるやん!」


大きな声を出すアキに、周りにいたクラスメイトが振り向く。



「声、大きいよ」


「悪ぃ…」


ハハッと苦笑する。



「今度の休みに出掛けよ?」


「うん」


ニコッと微笑むアキに、ドキドキ胸が鳴る。



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