サヨナラのその日までそばにいさせて。



「あぁ」


「マジ!?大丈夫かよ、あいつ」


「意識が戻ってないって本当なの?」


面白そうに尋ねてくる男子に空良の眉がピクッと動く。



「あいつ、前も倒れてたじゃん!やっぱりどっか悪いんだろ?」


「このまま意識戻んなかったりして」


ケラケラ〜と笑いながら話す男子。



次の瞬間、教室中にどよめきが起こった。



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