サヨナラのその日までそばにいさせて。



「咲希、明日暇?」


「明日?何かあるの?」


未来ちゃんと話している所に突然やってきた空良は、紙袋を渡してきた。



「…なに?」


「明日、俺の代わりに高良くんと一緒にそれ渡しに行ってきてほしいんだけど」


紙袋を指差しながら言葉を続ける。



「渡すって?」


「まぁ行けば分かるから」



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