サヨナラのその日までそばにいさせて。




「高峰くん、ずっと医大目指して勉強し続けてるんだから、一日ぐらい息抜きが必要だよ!」


「んー…。聞いてみるよ」


「やった!ありがとう」


未来ちゃんはまだ空良に好意を寄せているみたいで、何かあれば空良の名前を出す。



「未来ちゃん、空良に気持ち伝えたら?」


「えぇっ!?無理だよ!!」


何言ってんのー?と顔を真っ赤にしながら怒る未来ちゃん。


可愛いな。



「…でも、いつかは言えたらいいな」


「うん。応援してるよ」


優しく微笑む未来ちゃんに微笑み返す。




< 470 / 474 >

この作品をシェア

pagetop