サヨナラのその日までそばにいさせて。



「じゃあね!勉強頑張ろう!」


「うん。バイバイ」


手を振り未来ちゃんと別れ、家に向かって歩き出す。


コンクリートに跳ね返る熱が暑さを倍増させる。



「んー…暑い!」


ムシムシした空気が体に纏わり付く。



そう言えばアキが転校してきた時もこんな風に蝉が鳴いてて暑かったけ。



「…早いな」


あれから一年経つんだね。








「 咲希 」






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