君-あたしの大切な人-
「…よし、完成〜!!!」
スカートを折って、第1ボタンをはずし、長い髪を緩く柚季が巻いてくれた
「我ながら上出来…美綺可愛いよ!!」
「なんか恥ずかしいよ…」
「大丈夫だって!!上原くんのとこ行ってきたら??」
「…うん」
春樹の教室に行くまで、すれ違う人達にジロジロ見られた
"やっぱり変かな……"
「春樹!!」
教室のドアのところで春樹を呼ぶ
「何……って美綺!!その格好どうしたの!?」
「…やっぱり変…かな??」
「ううん…めちゃくちゃ可愛い」
「///良かった」
「………………美綺、ちょっと来て」
「え…??」