君-あたしの大切な人-


「…よし、完成〜!!!」



スカートを折って、第1ボタンをはずし、長い髪を緩く柚季が巻いてくれた




「我ながら上出来…美綺可愛いよ!!」




「なんか恥ずかしいよ…」



「大丈夫だって!!上原くんのとこ行ってきたら??」




「…うん」




春樹の教室に行くまで、すれ違う人達にジロジロ見られた




"やっぱり変かな……"




「春樹!!」


教室のドアのところで春樹を呼ぶ



「何……って美綺!!その格好どうしたの!?」



「…やっぱり変…かな??」



「ううん…めちゃくちゃ可愛い」




「///良かった」




「………………美綺、ちょっと来て」




「え…??」







< 57 / 62 >

この作品をシェア

pagetop