Blue Eyes princess~藍色の瞳の猫~



「那智、咲良(さくら)を倉庫に呼べ」



柊靖が那智に指示を出す。



「はーい♪」



那智は言われた通りに咲良に電話を掛けた。



「みんなありがと。そうと決まれば咲良に場所の特定を頼んでくれ。連絡が取れ次第、俺達も倉庫に向かう。 今回俺たちは、あくまで万が一に備えてだ。最悪の場合いつでも動けるようにしておく」



5分もしないうちに咲良に連絡が取れたため、自分たちも倉庫に向かった。



倉庫に着くと、単車のいじりに来てたやつらが俺たちに気付いて会釈をしてきた。



そんなチームのやつらに俺たちは挨拶をしながら階段を上り、幹部室に入った。



幹部室に行くと咲良がすでに場所の特定を進めてた。



「碧依に言われた通りやってるけど、ここ潰すの?」



「いや、そこには龍藍がすでに行ってる。お前がいない間のいろいろあってな」



「ふーん・・・、まぁー・・・、ガードが意外に固くてやっかいけどももう少し時間ちょうだい」



そういった咲良のことだから時間が15分~20分くらいかかると思ったが、意外に早く場所が特定できた。



碧依たちは咲良が特定してくれた場所に単車を走らせた。









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