ご主人様はお医者様
ゆっくりと顔を上げると、腕を組んだ平賀先生は私をジロジロと見ている。
「沢木君狙いなの?」
「はっ?!」
いきなり何言ってるの!?私は面食らった。
「ずいぶん仲よさそうだけど?今の若い子は手が早いのね」
「仲良くなんてありません!!それに、手が早いってどういう意味ですかっ!!」
思わずムッとしてそう言い返した。
自分の方が手早く、彬にちょっかい出してるんじゃないのっ!!……と出かかった言葉を飲み込んだ。