逢いたい夜は、涙星に君を想うから。
「バイトしながら暮らすん?」
「うん。いまはまだひとりで暮らしていくお金ないからね……。住み込みでバイトしながら、正社員で働けるとこ探すつもり。バイト受かるといいんだけど。今日中に連絡が来る予定なの……」
「受かるとええね」
「もし落ちたら、またバイト探さないと……。なかなか求人ないんだよね。住み込みで働けるバイトって……」
あたしがため息をつくと、陽太は大きな手をあたしの頭に置く。
「もしバイト受からんかったら、カリスマニートでも目指せばええやん」
「ぶっ……ちょっ、カリスマニートってなに?またふざけて……」
あたしは、頭の上に置かれた陽太の手を跳ねのける。
「あははっ」
陽太の明るい笑顔を見るのも
今日が最後なんだね……。
ホントにホントに……最後なんだ……。
この街に来てから本当にいろんなことあったけど、
陽太の笑顔に何度も救われた気がする。
「もうっ!人がマジメに話してるのに……」
口を尖らせたあたしは、陽太の腕をバシッと叩く。