ミルクティー
けどなんで教えてくれる気になったんだろう?

それに海斗から電話がかかってきた時、私はベットで雑誌を読んでいた。


勉強は好きじゃない…


「なんで私が勉強していると思ったんですか?」


思い切って聞いてみた。


「なんでって…
雛那ちゃん毎日遅くまで起きているでしょ」


当たっている。

けど夜はカーテンをいつも閉めているから海斗の部屋からは私に部屋の中は見えないハズ
なのに。


海斗は続けた。


「俺が寝ようと思って隣の部屋を見るとカーテンから少し光が漏れていてさ…
最初はただの夜更かしかな…って思っていたけどたまたま昼間雛那ちゃんが勉強机に向って勉強している姿を見て…
だからだよ。
今まで夜は勉強していたんだなぁ~って思ったの」


当たっている。

私はあまり趣味など無い。

もちろん部活にも入っていない。
それにお母さんに成績の事で怒られるのが嫌だから勉強は欠かさずしっかりやっている。


「私、そんなに遅くまで起きていました?」


「うん、結構ね。
昨日は12時過ぎ位まで起きていたんじゃない?」


それも当たっている。


昨日は数学の問題が難しくて気がついたら12時は回っていて1時に近かった。
私はただ俯く事しかできなかった。


「あまり遅くまで勉強するのはよくないよ。
まだ雛那ちゃんは高校生なんだから」


「はい」


海斗は優しい目を私に向けてくれた。


ポチャン

また1滴
私のカップに入ってきた。


海斗が教えてくれた。

もし勉強するなら…

「まぁなるべく早く寝て朝早く起きるのが1番いいかな」

私はその日の夜はいつもより早く寝た。
けど結局朝はいつも通り遅かったけどね…


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