ミルクティー
「あ!!
遅いじゃない」


「悪い、ちょっと遅れた」


「全く…みんな“雛那ちゃん”に会えるのを楽しみにしていたのよ」



私に会えるのを楽しみに…?



「雛那ちゃん俺の家族だよ。
今は未桜がいないけど…」


海斗は1人ずつ紹介してくれた。

海斗のお父さんを見たらビックリした。


だって…

笑った顔が海斗にそっくり。


海斗のあの笑顔はお父さん似。



「さて、みんな揃ったからお昼にでもしましょ」


海斗のお母さんが張り切っている。


どうしよう?私も手伝った方がいいねかな?

そうしたらお母さんが言ってくれた。



「雛那ちゃんはゆっくりしていて。

ほら、海斗手伝って!
あんたは好き嫌いが多いんだから」


「うわっ、こんなところで言うなよ」


「ごちゃごちゃ言わないの」



なんだか渋々と言った感じでキッチンへ消えてしまった海斗たち…



ちょっと慌てた海斗…

初めて見たかも。


< 221 / 353 >

この作品をシェア

pagetop