black rose
「それってどういう事?」
「まぁ、簡潔に言うとblackroseの
テスト監督が晃磨ってこと。」
これまたさらっと言ってのけた諒君。
「……。」
ポカン、開いた口が塞がらないとは
このことだと、私達二人は思ったのである。
「そんなに驚くなって。
今までもずっとそうだったんだし。」
またまた衝撃発言。
ここでは、代々そうらしい。
最近ではかなり数が減ったとか・・・。
「うん、すごいね。」
「何か可哀そう。」
上から私、麗紗の順で思ったことを
述べる。
かなりきついだろう。
テスト中あの人一人殺せそうな目で
ずっと見られてるのだから。