black rose


「布団用意出来たか?」

「出来たよ。

 まだ目覚めてない?」

「まだだ。
 
 苦しそうだけど…。」


何やら深刻そうに話してる諒君と
桐夜さん。

「お粥もそろそろ出来そうです。」

「うーん。

 冷まして持ってきてね。」

諒君は優しい。


「祐志、天城これそうか?」

「うん、直ぐ来るってさ。」

「そか、美音お粥出来た?」

「出来たよ。
 
 起きた?」

「いや、まだだ。」

「じゃ、起きてからにした方が
 いいよね。」

「そうだな。」

「分かった。」

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