嵐の如く~俺様ヤンキーX最強姫+龍・飛翔編~
 「……目を…覚ましたか…」


 俺はチョコの包み紙を手の中に隠す。


 そして、杏子に内緒でベットの下のゴミ箱に捨てた。


 「……」


 杏子は身体を起こして…神妙に辺りを見つめる。


 「チョコの香りがする……」


 「……」



 背中に焦りの汗が滲む。


 「す、すまない><…チョコを勝手に拝借してしまった…。チョコには…俺…目が
ないんだ…男のクセに…って思うかもしれないが……」


 俺は杏子に頭を下げ捲くる。

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